停電騒動

昨夜、浜松市を通過した台風4号の影響で、なんと、クリニックは朝から完全停電。

当院のように電子カルテで運用するクリニックは、電気が来ないと全くお手上げです。(紙カルテのクリニックでも、プリンタやレジスタが使えなければ、診療は厳しいでしょうが)

末端の一電力使用者がワーワー言ってもどうしようもない事は承知の上なのですが、「礼儀としての抗議」として、中部電力さんにも、何度か電話しました。
やっと繋がった時の返答
「・・申し訳ありません。こちらも全力で対処しておりますが、何時に復旧すると確約できる状態ではありません。」
・・予想通りの回答です。きっと、同様の対応を何百件もされ、厳しい言葉も多々浴びているのでしょう。折れそうな心を、かすれた声に感じました・・・同情いたします。

さて、院内はというと・・・駐車場に患者さんの車が入ってくるたびに、ダッシュで飛び出して駆け寄り、事情を説明してお引き取りいただくという、心苦しい作業の繰り返しでした。おかげで、心も体も汗びっしょりでした。(もちろんスタッフが、ですが・・・)

今日の診療時間は元々午前中のみなので、とうとう一人も診ずに終了か、と思い始めた1215分前、突然電力が復旧。その後来て下さった5人の患者さんを診察し、焦りと戸惑いに満ちた初体験の半日を終えました。

折角来院して頂いたのに、そのままお帰り頂いた皆様、大変申し訳ありませんでした。スタッフ一同、明日からは、更に真摯に、診療に取り組んで参る所存です。

 

写真は、突風で一部が飛んだ医院壁面のカルプ文字