大人の運転マナー (2)

以前、「大人の運転マナー」として、ガラガラ道路の横断歩道では敢えて停止しない、という鉄則とともに、女性ドライバーには極力、道を譲る、ということを書きました。 今回は、逆に道を譲られた場合の「大人のマナー」について書きます。

原則は、道を譲って下さった親切なドライバー様に、決して不快な思いをさせない、ということです。
「ハザードランプを点滅させる」、などというベタな謝辞表現はどーでもいいことで、肝心なのは、次に訪れる交差点での作法です。

黄色信号ギリギリで自分だけ通過し、譲ってくれた方を赤信号で停止させてしまうのは最悪です、切腹ものです。車列の流れ具合や、歩行者信号などを隙なく観察し、加速して共に通過するか、最低限、不自然でない程度に減速して共に停止に甘んじるかです。どちらを選択するかは、相手の人相や車種、場所・時間帯によります。このあたりは、まさに瞬時な大人の判断力が要求されます。

厄介なのは、その交差点で自分が右折する場合です。広めの交差点で、左側をすんなり通過してもらえるなら問題ないのですが、右折車がいると後続車が停止せざるをえないような狭い交差点では、自分のために恩人を足止めしてしまうことになります。そういう場合は、躊躇なく右折を諦め、たとえ遠回りになろうとも直進を選択します。恩を仇で返すような事態は慙愧に堪えませんので・・・

先日(11/5)当院は、開院4周年を迎えました。今後も“何の役にも立たない義理人情”を大事にしながら、ぼちぼちとクリニックを運営していこうと思います。