剣ヶ峰に立つ!

登山など高校の山岳教室以来やったことがなかったのですが、ひょんなことから、海の日の昨日、富士山に登ってきました! 剣ヶ峰に立ってきました!!!

吉田登山口を朝8時半に出発、剣ヶ峰まで行って、夕方6時半に下山を完了するという日帰り弾丸登山でしたが、「生涯のToDoリスト」にも名を連ねる難関「富士登山」を無事クリアしました。

趣味で楽しむトレッキングや登山なら、揺れる木洩れ日や、道ばたの美しい野草や、野鳥のさえずり、小川のせせらぎなどに何らかの「癒し」を感じるのでしょうが、富士登山に、そういった癒し要素は一切ありません。頭痛や手足の痺れに耐え、無味乾燥な赤い砂利と溶岩の中で、「なんで足が動かないんだーッ!?」と声にならない悲鳴を上げながら、ただただ僅かずつ歩を進める、という苦行のようなものです。そしてそんな苦行の向こうにあるのは、「日本一の富士山に登った!」という自己満足だけなのです。 ま、それが非常に重要なのですが・・・

何とか自己満足は得られたものの、見返りの肉体的ダメージは大きく、今日は膝の激痛に耐えながら診療をこなしました。
 

 

さて写真は、「日本最高峰富士山剣ヶ峰」で撮った1枚。
「剣ヶ峰に立つ」というのが、「頂点を極める」ではなく、「絶体絶命のピンチ」という意味で使われるのは興味深いところですが、「剣ヶ峰」君にしてみれば、合点のいかないことでしょうね。
ちなみに、「剣ヶ峰で勃つ!」という、捨て身のギャグポーズも用意したのですが、さすがに自重しました。