店員さんについての考察(その2)~100円ショップ編~

近所の100円ショップに行った時の話です。付箋やら糊やらクリアファイルやら、細々した事務用品をかごに入れてレジで会計していると、レジ横の棚に積まれたゴミ袋が目に留まり、そういえばゴミ袋も残り少なかったよなと思い、一袋をかごに投入しました。
すると会計作業中の店員さん、50代とおぼしき眼鏡をかけたおばちゃんが、ハッとした顔をして、

「お客様、この商品にはサービス品があります!」と言うが早いかレジを飛び出し、数メートル離れた入口付近にある棚から何かをつかんで、ダッシュで戻ってきました。
「こちら、内容増量のサービス品になりますので、差し替えますね!」
そういって、私が投入したゴミ袋を脇によけ、自ら持ち込んだサービス品とやらを「ピッ!」。
誇らしげに彼女がレジ台に盛ったのは、「17枚増量」の正にサービス品でした。

「おーーー!ありがとう!!」(なんていい人なんだ!)

 

ちょっといい気分で帰りかけた時、ふと気づきました。
待てよ、サービス品があるのなら、それを目立つレジ横の棚に置いてくれれば済む話なんじゃないの?
もしや、これは巧妙な仕掛け?

別途サービス品がある場合、”じゃない方”を目立つところに置いて買わせ、会計時に「こちらの方がお得ですよ」と言って、サービス品に差し替える。当然好感度は上がる!リピート率が上がる!売り上げが増える!

もしかしたら、そうした仕掛け商品が毎月数点あって、「今月のトラップ商品」とかいうリストがレジ台の内側に貼られているのかもしれない!
あーーー怖すぎる!

 

振り返ると、おばちゃんがニヤリと笑いました。