犬飼先生(いぬかい小児科)のお誘いで、ヒューマン・コミュニケーション・セミナー ~~ホスピタリティー・マインド(思いやりの心)への気づき~~という講習会に参加してきました。
診療所スタッフを主体とした50人程の参加者で、体験実習を含めた3時間の講習でした。
講師は、鳥取大学の高塚人志先生。
「人間関係が希薄になっている今の時代こそ、意図的、継続的に人間性、人間関係、コミュニケーション能力を学習する場が必要である」というコンセプトのもと、各地で精力的に講演活動をされている教育者です。
セミナーの詳細はここでは述べませんが、結論から言うと大変勉強になりました。
講演内容は「目から鱗」というより、「心が痛い」「身につまされる」話ばかりで、自分のコミュニケーション能力の未熟さを痛感した次第です。
職業柄、「コミュニケーションスキル」に関する書物は数冊読んでいましたが、そもそも「スキル」という小手先のテクニックに頼ろうとする姿勢自体が誤りであり、コミュニケーションの本質は、極めて純粋で本能的なものであることを教えていただきました。
「3時間では足りない・・・この講習だけで、分かったつもりになってもらっては困る」と、繰り返し講師の先生はおっしゃっていましたが、おそらくその通りでしょう。この密度の講習を一泊二日くらいでやってもらえれば、下衆な私でも一皮半くらいむけて、「ちょっと頼れる先生」になれそうな気がします。
最後に、えらそうな事を言うようですが・・・
高塚先生の活動が鳥取、石川、浜松などから徐々に全国の教育現場に広がりつつあるとのこと・・・「人心荒廃」が極まりつつある日本の未来にも、少しは希望の光が見えてきそうです 。
写真は本文とは無関係の「雪だるま」 今夜の雪で娘たちが作りました