建国記念日

今日は建国記念の日。
初代天皇である神武天皇が、紀元前660年2月11日に即位したことを起源とし、戦前までは紀元節として祝われていました。

GHQにより廃止に追い込まれた紀元節を「建国記念日」として復活させようとした保守議員に対し、反日左翼勢力が「神武天応の即位日というのは科学的根拠に乏しい」だとか「神武東征の神話が日本を侵略国家として誤った道へ導いた」などという難癖をつけて抵抗したため、なかなか成立しなかった建国記念日法案でしたが、「の」をつけて「建国記念の日」とするという妥協案で、何とか日の目を見たという経緯があります。

「の」をつけることによって、紀元節のイメージは払拭されたのでしょうか?

「誕生日」は誰にでもありますが、「誕生の日」というと、すごい偉人か恐ろしい怪物が生まれた日のようです。
「休業日」というと毎週休んでいるようですが、「休業の日」というと年に1~2回しか休まないような気がします。
「命日」と「命の日」は全然違う意味です。
「結婚記念日」と「結婚記念の日」。結婚式の日が「結婚記念日」。式も披露宴も挙げず、入籍もせずに何となく一緒になった夫婦が「初デートの日にしようか!」的なノリで決めたのが「結婚記念の日」。
これが、「建国記念の日」に一番近いイメージでしょうか。

ウィキペディアで「建国記念の日」を検索すると、一行目に「正式には建国記念日のことである」としっかり書いてあります。少し溜飲が下がります。

 

写真はもちろん日の丸。(寒かったので待合室で)