インド人は下痢しない!?

昨日「和田町病診連携の会」という、近隣の内科・小児科開業医と病院勤務医の情報交換会に出席してきました。その席での一コマ

「インフルエンザにかかった場合、我々勤務医なら、代診をたてて休めますが、開業医の先生方はどうしているのですか?」
「・・・・」
「・・・・」
・・・しばしの沈黙・・・(よもやインフルエンザ罹患を隠して診療を続けるのかーっ??)

「いやー、だって、ほら、風邪とかインフルエンザとか、かかったことねーし」
「そうそう!かかんない!かかんない!」
「僕も、たまーに熱が出るのは、土曜の午後限定だね」
「んー、やっぱ、気合いの問題だよ」
「そうそう、気合い、気合い。気合いがあれば、風邪にもインフルエンザにもかからない!」

結局その場では“気合いはインフルエンザを制す”という結論で、実際に開業医本人がインフルエンザにかかった場合、休むかどうかという話は、うやむやとなりました・・・

そういえば私も、10年間以上インフルエンザにも風邪にもかかったことがありません。記憶の糸をたぐり寄せても、インフルエンザに倒れた医者の姿というものを思い起こすことができません。もちろん我々医療従事者は、予防接種を受け、様々な予防策を講じているわけですが、何かそれだけでは説明できない不思議な防御力を感じます。やはり、様々なウイルスや病原体に常日頃接しているため、知らず知らずのうちに、なにがしかの免疫力がついているのでしょうか。
たとえるなら、旅行者の100%がお腹をこわすという彼の地において、ガンジス川の水をそのまま飲んでも下痢しないインド人のようなものです。

何はともあれ、代役のいない開業医は体が資本。自己管理の重要性を再認識した夕べでした。

写真は印度カレー・・・がなかったので、函館カレー(?)